BIOGRAPHY
もうしわけていど
「誰かの心の片隅に、そっと残る音楽を」
もうしわけていどは、完璧ではない感情や不器用な優しさを肯定する。
聴く人それぞれの“ていど”に寄り添いながら、音楽という形で記憶を紡いでいく。
Mowshi.は日本語のMowshiwaketeidoからの命名。
自虐的に「ほんのちょっとの」という意味合いからだが、出しゃばらず物静かに、
でも内に秘めた情熱は楽曲で感じ取ってもらいたい。そんな想いが込められています。
過去に響いた音に敬意を、これから生まれる音に希望を――終わりのない旅の途中で。
「どんなに素敵な音楽を聴いてもいま世界中で起こっている理不尽でやりきれないことはなくならないわ」
彼女はそう言って話題を変えた。
そりゃそうだ。考えたところでどうにもならないことを考える。
人間はなんて無駄な生き物なんだ。
しあわせってなんだろう。
雨の日のコーヒー、風に香る金木犀、穏やかな午後の陽射し。
心を満たしてくれるのは、いつもほんのちょっとのしあわせだ。
彼女の好きな歌を歌おう。
明るい未来も、明日の希望も歌えない。
ただあるのはシンプルなメロディと、日常を切り取った風景だけ。
歌が世界を変えることなんてないのかもしれない。
だからこそ、この瞬間を大切にしたいと思う。
しあわせの瞬間を分け合おう。
もうしわけていどのしあわせを。